ちょっといいところ関西 『有馬温泉』~太閤ゆかりの名湯~(兵庫県)
今回ご紹介する、関西のちょっといいところは『有馬温泉』。
大阪や京都、神戸から日帰りで行くこともできる「関西の奥座敷」です。
有馬は、日本最古の温泉と言われていて、
そのお湯はなんと約600万年以上前(!)の海水が
地下深くにあるマントルで温められて湧き出てきたもの。
太閤・豊臣秀吉が有馬のお湯を気に入り、
ねねと共に有馬の地を何度も訪れ、大規模な改修工事に着手したことから
有馬温泉は発展していきました。
また、有馬の温泉街でぜひ寄っていただきたい、
有馬のおすすめスポットもご紹介しますので、お楽しみに♪
赤褐色の金泉!
日本最古の温泉『有馬温泉』は六甲の自然に囲まれ、
狭い坂道が入り組んだ、湯の街情緒に浸れる温泉街です。
有馬温泉は、療養泉として指定されている9つの主成分のうち、
7つもの成分が含まれていて、世界的にも珍しいたくさんの成分が混合している温泉です。
江戸時代には、指折りの湯治場として知られていたのも納得ですね。
地球のパワーが秘められたお湯
有馬温泉の一番の魅力は、何をおいても ”お湯” に尽きます。
有馬温泉の代表的な「金泉」には、大量の塩分と鉄分が含まれていて、
空気に触れると化学反応で赤褐色に変わるほどの濃い成分。
療養に効くとされるその湯質は、なんと約600万年以上前の海水が
地下深くにあるマントルで温められて湧き出てきたもの。
まさに地球のパワーが秘められたお湯なのです。
そんな有馬の湯は、豊臣秀吉をはじめ、
皇族や武将のほか数多くの人々を魅了してきました。
江戸時代には指折りの湯治場として知られ、
有馬千軒といわれるほど賑わったといいます。
日本最古の温泉と言われる『有馬温泉』。
「日本三古湯」があるのをご存知ですか?
日本三古湯には2つの選ばれ方があります。
【日本書紀や風土記などに登場することに基づいた】日本三古湯は、
道後温泉(愛媛県)、有馬温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)の3つ。
そして、【延喜式神名帳に基づく】日本三古湯は、
道後温泉、有馬温泉、いわき湯本温泉(福島県)の3つ。
「有馬温泉」と「道後温泉」はどちらにも入っていますね
有馬温泉の金泉・銀泉って?
有馬温泉といえば、赤褐色の「金泉」が有名ですが、
一般に2種類のお湯「金泉」と「銀泉」があります。
これら2つのお湯について説明しましょう。