歴史の舞台が雪の結晶として浮かび上がる!
漆黒のキャンバスに、雪の結晶のような見事な星が浮かび上がります。
五稜郭のライトアップは、世界三大夜景のひとつと言われる「函館」の中でも、
特別な存在なのではないでしょうか。
この「五稜星の夢」と呼ばれるイベントは、一周約1.8キロメートルの堀に沿って
2000個の電球で星形を飾ります。
空撮でしか完全な姿を見ることはできませんが、考えてみると、
形に自信がなくてはできないイベントなのです。
珍しい形の星形要塞は、約600年前、15世紀半ばのイタリアに始まります。
従来の円形城塞では火砲戦にたちうちできなくなったからなのだそう。
しかし、この完璧な星は、単に実践的発想だけでなく、
どこか美しい形への憧れもあったに違いありません。
星形にめぐらされた堀が特徴的で、数々の歴史の舞台となった『五稜郭』。
『五稜郭』は、函館市のほぼ中央、函館山から約6キロメートルのところにあります。
『五稜郭』という名前から想像できるように、ここは星形の五角形で、
稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角からなっています。
稜堡の上には土塁が作られ、石垣も積まれました。
そして、五角形となる土塁と石垣の周りには、水堀が掘られています。
五角形の形をした五稜郭は、日本にはここ函館市の五稜郭と、
長野県佐久市の龍岡城(たつおかじょう)の2カ所だけです。
「五稜星の夢」は、五稜郭の堀を冬の間イルミネーションでふちどり、ほのかに浮かび上がらせるものです。
最近では、冬の函館では欠かせないイベントとなっています。
歩行者専用道路が外堀に沿って設けられていて、その道を散策すると、
お堀の水面に光が反射してキラキラと揺らめきます
さらに、氷が張って雪が積もるとあたり一面真っ白な世界。
幻想的な雰囲気がロマンチックに広がります。
五稜郭展望室からは、雪に覆われた大地にくっきりと浮かび上がる星形の城郭を
眺めることができ、この季節ならではの風景が楽します。
時季や雪の有無、天候、時間帯などによって様々な姿を見せてくれる
五稜郭を、ぜひ訪れてみてください
★『五稜星の夢』(五稜郭)の住所、行き方・アクセス、開催日、公式ホームページなど
- 住所:北海道函館市五稜郭町44
- アクセス:
【タクシー】JR函館駅から約15分,函館空港からも約15分
【市営電車】停留所「五稜郭公園前」下車,徒歩約18分
【函館バス】
※停留所「五稜郭(電停前)」下車、徒歩約18分、もしくは停留所「五稜郭公園入口」下車、徒歩約10分
※函館駅前発着「五稜郭タワーシャトルバス」を使って→五稜郭タワー前にて下車、徒歩約3分
※函館空港発着 空港循環バス「とびっこ」を使って→停留所「五稜郭公園入口」下車、徒歩約10分 - 開催日:2017年12月1日(金)~2018年2月28日(水)
- 開催時間:17:00~20:00(2月は17:30~20:00)
- 五稜郭タワー入場料金:大人 840円、中・高校生 630円、小学生 420円
- 電話番号:0138-40-8009(五稜星の夢実行委員会)
- 公式ホームページ:五稜星の夢イルミネーション (五稜郭タワー公式ウェブサイト)