【一度は行きたい!心ひかれる日本の絶景 50】48. 氷上に広がる色のパレット(檜原湖・福島県)
檜原湖 冬の風物詩!
裏磐梯(うらばんだい)の檜原湖(ひばらこ)にもワカサギの季節がきました!
周辺から徐々に氷始め、1月下旬には全面凍結になります。
標高800メートルの高原にある『檜原湖』(ひばらこ)は、
氷の厚さは50センチメートルにもなります。
夏には美しい小島が並ぶこの一帯は、よく釣れるスポットなのでしょうか、
テント村が出現します。
ワカサギ釣りは、暖かいテントで過ごす、極めて楽な釣りだと考えている人も
いらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
あるかないかの微妙なアタリに全神経を研ぎ澄まします。
じっと1点だけを見つめる禅僧のような姿勢は、
実は、チョコチョコと動いてしまう初心者ほど楽しく、
ベテランになればなるほどヘトヘトになるものなのだそうです。
「ときどき外に出て、新鮮な空気を吸ってください」という
注意書きも納得なのです。
『桧原湖』(ひばらこ)は、最大水深31メートル、湖岸周31.5キロメートル、
磐梯高原の中心にある、裏磐梯最大の湖です。
磐梯山の噴火により、泥流が谷をふさいで自然にできた湖で、
湖岸線が複雑に入組んでいます。
散策路や遊覧船、キャンプ場があり、四季を通じて
さまざまなアウトレジャーが楽しめる湖です。
夏は避暑地として福島県きっての観光地なのですが、
特に、冬場の氷結した湖上でのワカサギ釣りは、
檜原湖の冬の風物詩として人気を博しています。
ワカサギ釣りを楽しむ人々の、色とりどりのテントが、
氷結した真っ白い湖上を彩ります。
雄大な磐梯朝日国立公園の素晴らしい風景の中で楽しむ
ワカサギ釣りは、格別な思い出になること間違いなしです。
「ワカサギ」って聞いたことはあるけど、どんな魚??
と思う方のために、ここで少しワカサギについて説明しましょう。
「ワカサギ」とは、寒冷地の湖に生息する、全長10センチ前後の小さな魚です。
冬から春にかけてが産卵期で、この時期がワカサギ釣りのシーズンとなります。
頭を健康にするといわれるDHAや血液を健康にするといわれるEPAがたっぷりで、
健康にもいいとされるお魚で、骨がやわらかく内臓もおいしいので、丸ごと食べられます。
天ぷらや唐揚げ、南蛮漬けなどの食べ方が一般的に知られています。
磐梯山を中心に、檜原湖周辺は温泉の宝庫
湖畔の早稲沢温泉、裏磐梯湯平山温泉をはじめ、
周りにはいくつもの温泉が湧き出ています。
氷上のワカサギ釣りで、体が冷え切ってしまっても、
宿に戻って温泉につかって、ゆっくりと体を癒す・・・
なんて時間も幸せですね。
ペンションや民宿の宿泊とワカサギ釣りがセットになっているところも多いので、
気軽にワカサギ釣りにチャレンジしたい方は、
これらのプランを利用してみるのも一つです
個室やドーム船、氷上小屋、ハウスなど、いろいろなタイプの屋形がありますので、
ご希望にあったものを探して、チャレンジしてみてくださいね
こんな絶景が楽しめる、檜原湖(ひばらこ)にぜひ行ってみてください。
★『檜原湖』の住所、行き方・アクセス、ワカサギ釣りの期間など
- 住所:福島県耶麻郡北塩原村桧原湖
- アクセス:猪苗代駅からバスで約30分
- 2017年~2018年のワカサギ釣りの解禁:2017年11月1日(水)から
- ワカサギ釣りの期間:2017年11月1日~2018年3月31日
- 公式ホームページ:檜原湖 (猪苗代湖観光協会)