7. 日本で最初の屋外人物の銅像、「明治紀念之標」
千歳台の中央に立つ日本武尊像。
西南戦争で命を落とした石川県兵士400名の慰霊のため、
明治13年(1880)に建立されました。
石を積み上げただけの石台はなんともユニークですね。
日本武尊像は約5.5mほどもあり、
石台の高さを合わせるとかなりの高さになります。
像の横には、戦死者の名が刻まれた石碑が建てられています。
さらに、左右の立派な松の木は供養のために、
京都の西本願寺と東本願寺から手向けられたものです。
8. 徽軫灯籠に次ぐ名所、「根上松」
千歳台の明治紀念之標と向かい合うように立っている松。
40数本の根が地上2mまでせりあがっていることから、根上松と呼ばれる。
唐崎松とともに兼六園を代表する名松で、記念撮影スポットとしても有名。
根上松(ねあがりまつ)と読みます。
この奇妙な姿は全国的にも非常に珍しいそうで、
浜松市の天然記念物として指定されています。
樹齢200年と言われていますが、
最近ではもっと古いのではないかと言われているのだそう。
9. 四季折々の表情を見せる、「花見橋」と「曲水」
小立野口から真っ直ぐ入ってきたところにある、曲水とそこにかかる橋。
4月は桜花、5月は曲水のカキツバタやツツジの眺めがGOOD。
花見橋下流に群生する1万株4万本のカキツバタは圧巻です!
この花見橋は、同じく曲水に架橋されている
月見橋・雪見橋と合わせて「三橋」と呼ばれています。
欄干にはタマネギを逆さまにしたような擬宝珠(ぎぼうし)が取り付けられており、
情緒的な景色を演出しています。
10. 歩き疲れたらお茶で一息!「内橋亭」
霞ヶ池に浮かんでいる数寄屋。
2つの屋形を橋でつなげていることから、内橋亭と名付けられました。
お菓子、お抹茶だけでなく、加賀料理の定食も楽しめます。
また、毎年桜の時期7日間は無料開放されています。
兼六園内の和の風情あふれる景色を眺めながら、
お食事やカフェを堪能することができると、たいへん人気のお店です。
また、九谷焼やグッズなども数多く販売されていますので、
お土産を購入するのにもうってつけですよ。
11. 夕顔亭
安永3年(1774年)に建てられた園内最古の建物。
瓢池(ひさごいけ)の東岸にあります。
当時のままの姿を今に伝える茶亭で、本格的な茶の湯を催すことができます。
茶室の次の間の壁に夕顔(瓢箪)の透彫りがあることが、名前の由来となっています。
12. 噴水
兼六園の噴水は、文久元年(1861年)に造られた
日本最古のものといわれています。
水源である霞が池は噴水より高い位置にあり、
高低差を利用した自然の水圧で吹き上がる仕組み。
当時の技術力の高さには驚かされます。
13. 金沢市街を一望できる眺望台
兼六園の東端にある眺望台からは金沢市街が一望でき、最高の見晴らしです。
金沢市街、その先には日本海も見えます。
以上、兼六園を代表する名所を紹介しました。
代表的なスポットを紹介していますので、
さくっと見たい!という人におススメのコースです。