車は、基本的に移動のための乗り物ですが、それだけじゃない。
もっと身近で、もっと仲間みたいなもの。
みんなでワイワイ行くのも楽しいし、ひとりで走るのもいい。

では、関西でこんなドライブを楽しむことは可能でしょうか。
もちろん可能です。

しかも、周辺には車で行くことができる観光スポットが、
目白押しなのがいいですね。

そこで、友人やカップルとぜひ車で行きたいスポットを
いくつか紹介しましょう。

1. 暗峠（奈良県）

暗峠（くらがりとうげ）は、
大阪府と奈良県の境にある、駒山山頂近くの峠です。
山頂近くにあるだけに、夜景スポットとして有名。
その美しさ・華やかさは、六甲よりも上だという人も少なくありません。

くねくねした狭い坂道を登っていかなくてはいけないので、
苦労はありますが、それだけに感動もひとしお。 
国道とはいえ、急勾配で狭いことから、
全国の坂道ファンの間では「激坂」としても有名です。

日本三大夜景と言えば、函館・長崎・神戸と言われていますが、
暗峠から見るこの景色はそれらに引けをとらない、
もしくは凌駕しているとも言われています。
何より、あまりメジャーではない上、
急勾配の坂を登らなければならないので、人気が少ないのもまたポイントです。

国道＝酷道、と皮肉られたりもします。
そのくらい、勾配のきつい坂なのです。
ハイキング客も多いので、暗峠には茶店のようなものもあって
一休みできるようになっています。
国道なのですが、「酷道」ゆえに道幅が狭く、
車が路肩に落ちたりすることもあるので、お気をつけください。

■ 基本情報

• 名称： 暗峠(くらがりとうげ)
• 住所： 奈良県生駒市西畑町
• アクセス：
  大阪方面より R170→R308
  奈良方面より R168→R24→R308
• オススメの時期： 通年
• 関連サイトURL：http://www.ikoma-kankou.jp/hiking/kuragari.html （生駒市観光協会）

2. 永源寺温泉　八風の湯（滋賀県）

ドライブついでに温泉、いいですよね。
臨済宗大本山永源寺の門前に、「八風の湯」はあります。

シックな、和モダンテイストに統一された館内は、
ゆったりくつろげます。
愛知川を一望できる露天風呂は、文句なく素晴らしい。
お湯はさらっとした単純泉で、別名「美肌の湯」。
刺激が少ないので入りやすいお湯で、
お風呂上がりにはスベスベになれると評判です。

自然に囲まれたこちらの露天風呂は、
四季の変化を目や耳、肌で感じることができますよ。
 また、天井に梁が渡された内湯もとても素敵で、
大きな窓が開放感を演出してくれます。
こちらはぬるめになっているので、
長時間入浴することができ、体が芯から温まります。

こちらは宿泊施設はなく、立ち寄り湯、日帰り入浴の施設です。
岩盤浴、もみ処、韓国式あかすり、リラクゼーション、
カラオケルーム、健康茶屋、
図書楽房、売店、宴会場、喫煙所、そしてお食事処もあります。
地元の食材を使った、美味しいお料理に舌鼓♪

■ 基本情報

• 名称： 永源寺温泉　八風の湯（えいげんじおんせん　はっぷうのゆ）
• 住所： 滋賀県東近江市永源寺高野町352
• アクセス： 名神高速道八日市ICより国道421号を右へ12分
• 営業時間：
  [平日・日・祝] 午前10時～午後10時（最終受付午後9時）
  [土] 午前10時～午後11時（最終受付午後10時）
• 定休日： 無休
• 電話番号： 0748-27-1126
• 料金：
  [大人] 平日1,300円 / 土日祝1,500円
  [小人（小学生以下）] 平日700円 / 土日祝800円
• 公式サイトURL： http://www.happuno-yu.com/eigenji/index.html

3. 金剛山（大阪府）

金剛山は、大阪府と奈良県の府県境にある、
標高1,125mの本格的な山です。
実は、一般に山頂と言われている場所は、山頂ではありません。
本当の山頂は少し低い位置にあり、葛木神社の神域となっています。
一般人は、立ち入る事ができません。

山道ですが舗装されているので、運転もらくらく。
ロープウェイ乗り場まで、快適なドライブを楽めます。 
春は桜のトンネル、秋は紅葉と季節を問わずキレイです。

ロープウェイに乗ってさらに上まで登ると、
市内を一望することができる展望台や、
「ちはや星と自然のミュージアム」などがあり、デートもに最適ですよ。
ただし、冬場は山道がアイスバーンになるので、気をつけてください。

金剛山の見どころは、楠木正成が山腹に築いた城で、
北条軍を相手に100日間ろう城したという「千早城」、
薄緑色の桜を咲かせる「金剛桜」がある「国見城跡」、
役行者を祭る、葛城修験道の本拠地であり、
樹齢200年のしだれ桜がある「転法輪寺」、裏手が金剛山山頂の「葛木神社」など。

■ 基本情報

• 名称： 金剛山（こんごうさん）
• 住所： 大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早9番
• アクセス：
  阪神高速松原線三宅IC → 国道309号 → 府道富田林五条線
  → 金剛山ロープウェイ乗り場駐車場 
• オススメの時期： 通年
• 関連サイトURL： http://www.chihayaakasaka.org/（千早赤阪村観光協会）

4. 淡路サンセットライン（兵庫県）

海沿いのドライブは、それだけでも気持ちがいい。
タイミングよく、サンセットがハマればもう最高ですね。
淡路サンセットラインは、淡路島の西海岸走る県道31号線のことです。
信号や車も少ないので、スムーズに走れて気持ちがいい。
瀬戸内海に沈む夕日は、まるで映画のワンシーンのようなゴージャスさです。

余談ですが、国生み・神生みの夫婦神である
イザナギノミコトとイザナミノミコトが、
日本列島で一番最初につくったとされるのが、この淡路島なんですよ。
国生み神話の地で見る夕日は、なんだか神々しさを感じます。

キラキラと反射する、太陽が醸し出す景色は雄大で、
なおかつロマンティック。
ずっとこんなだったらいいのに、
沈みそうで沈まない太陽が、いつまでもそこにあれば、
ずっと素敵な雰囲気を味わえるのに、
と思いたくなるほど爽快なドライブが楽しめることでしょう。

■ 基本情報

• 名称： 淡路サンセットライン
• 住所： 兵庫県津名郡洲本市五色町　県道31号
• アクセス： 神戸淡路鳴門自動車道西淡三原ICから、県道31号を北方向
• オススメの時期： 通年

5. 道の駅　しらとりの郷・羽曳野（大阪府）

最近の道の駅は、すごいですよね。
しらとりの郷では、農産物直売やランチも食べられる焼き立てパン屋、
遊具のある広場にバーベキューまで楽しめるんです。
特にパン屋「ぱんろーど」は、おいしいうえにお値打ちなので
いつも混んでいます。
朝早くが狙い目です。
野菜や他の食材も近くのスーパーで揃うので、手ぶらでのバーベキューも可能です。

また、この道の駅の魅力は、食べ物だけではありません。
バーベキュー場の目の前には、小さなお子さんが楽しめる

アスレチックなどの遊戯が設置された広場もあるんです。
ご家族連れには、ぜひおすすめのドライビングスポットですよ。

羽曳野市の斜面を利用して広大な果樹園があり、
昔から農産物の栽培に適しているそうです。
特産品には、「ぶどう」「いちじく」があります。
ドライブのお土産に、買って帰りましょう♪
途中でおやつにしても。
道の駅から行ける観光スポットもいろいろあり、
「応神陵古墳」へも車で12分ほど。

■ 基本情報

• 名称： 道の駅　しらとりの郷
• 住所： 大阪府羽曳野市埴生野975-3
• アクセス： 羽曳野主要地方道美原太子線
• 営業時間：9:30～18:00（野外活動広場）/ 9:30～18:00（休憩情報案内施設棟）
• 定休日： 木曜日、年末年始
• 電話番号：  072-957-6900（野外活動広場総合棟）
• 公式サイトURL：http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/