黒部峡谷トロッコ電車で絶景の旅を楽しむ!その魅力や運行期間・料金・予約方法なども徹底解説
新柳河原発電所
宇奈月ダムの建設で水没した柳河原発電所のかわりに建設された、
中世ヨーロッパの古城をイメージしたお洒落な外観の発電所です。
宇奈月ダムがある「うなづき湖」は、
とっても綺麗なエメラルド色の湖面が見られ格別な峡谷美が広がります。
湖の川上に目をやると、サル専用のつり橋が架けられていて、
ニホンザルや、カモシカが渡る情景に出会えるかもしれません。
見どころは、迫力ある景観【黒薙(くろなぎ)エリア】
次の見どころは、迫力ある景観が自慢の黒薙(くろなぎ)エリアです。
後曳橋
黒薙駅からすぐのところにあって、トロッコ電車沿線でもかなり急な谷に架かる高さ60mの橋です。
昔は、徒歩でのこの谷を渡らなくてはならず、あまりの谷の深さに後ろに引き返したことから「後曳」と呼ばれるようになったと言われています。
水路橋
後曳橋の上流側には、急峻な谷を渡るクラシカルな水路橋を眺めることが出来ます。
黒部川第二発電所
黒部川第二発電所は、黒部峡谷の自然景観との調和を図り設計された歴史的建造物とされています。
発電所に入る鉄橋は、日本ではとても珍しい「フィーレンディール橋」です。
黒薙(くろなぎ)からどんどん標高が高くなるため一層迫力が増してきますよ。
黒薙(くろなぎ)から次の鐘釣(かねつり)までは、距離約7.8キロメートル32分の旅が楽しめます。
中部山岳国立公園エリアを行く景色は山深く、そこに現れる迫力ある高さ76.6mの出し平ダムは圧巻です。
目が離せない自然の美しさ【鐘釣エリア】
そして目が離せない自然の美しさを堪能できるのが鐘釣エリアです。
黒部万年雪
対岸にある百貫山に降った雪が雪崩となり、
溶けることなく翌年の新雪が降るまで残っていることから、
黒部万年雪と呼ばれるようになりました。
奥鐘橋
欅平駅から祖母谷温泉へと向かう道にある奥鐘橋は、
黒部川本流に架かる34mの高さがある橋です。
トロッコ電車で欅平まで出向いたら、
この橋からの黒部峡谷の絶景を眺めなければなりません。
東鐘釣山
東鐘釣山とは、鐘釣駅手前の釣鐘型の山のことです。
ちょうどこの付近に行くと車内アナウンスが流れるので、
車窓の右側から見ることができますよ。
ただし東釣鐘山が見えてから直ぐにトンネルに入りますので、
あまり見る時間がないので、しっかり準備しておいてくださいね。
山全体が石灰岩ででき、釣鐘の形をした岩山「東鐘釣山」が見られます。
鐘釣エリアは1819年に開湯した鐘釣温泉があり、
河原を掘り湯が湧き出だせる露天風呂も有名です。
鐘釣で一旦降りて、黒部万年雪を見に万年雪展望台へ行って見るのもいいですね。
カモシカに会えるかも?!【欅平(けやきだいらエリア)】
なんと、あの天然記念物も生息してる!
カモシカに会えるかもしれないのが欅平(けやきだいらエリア)です。
猿飛峡
黒部川本流で最も川幅が狭いところで、「猿が飛び越えた峡谷」という
言い伝えがあることから「猿飛峡」と名付けられました。
「景雲峡」とも呼ばれていて、奥鐘山とともに特別名勝に指定されています。
奥鐘橋
奥鐘橋は、欅平駅前の景勝地である奥鐘山にかかっている
とても鮮やかな赤色の橋です。
この橋からはとってもキレイな山と川、
そして自然の景色を眺めることができますよ。
この橋を渡って、名剣温泉や祖母谷温泉へ行くことができます。
とにかく自然に囲まれた絶景を見れる場所なので、
ぜひともチェックしていただきたい場所です。開放感がありますよ。
河原展望台・足湯
河原展望台からは奥鐘山や名剣山、奥鐘橋を見渡すことができますよ。
ここには名湯祖母谷からお湯を引いている足湯があるので、
歩き疲れた足をゆっくりと休めることもできますよ。
キレイな景色を眺めながらの足湯は格別です。
少しの時間足をつけているだけでも、
体の内側からポカポカしてくるのを感じられるので、冬にもおすすめですよ。
鐘釣(かねつり)から欅平(けやきだいら)へは、
距離約5.8キロメートルを22分かけて行きます。
特別名勝地で、特別天然記念物の「猿が飛び越えた!」
猿飛峡(さるとびきょう)の流れが
なんと直角に曲がる「Zストリームライン」は壮観な眺めですよ。