【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】35.サマルカンド-文明の十字路(ウズベキスタン)
街を征服したアレクサンドロス大王をして「話に聞いていたよりも数倍美しい」と驚嘆させた、シルクロードきってのオアシス都市『サマルカンド』(ウズベキスタン)。
13世紀にモンゴルより破壊されてしまいましたが、ティムールが街を再興。世界中から工匠、芸術家を集め、コバルトの青を用いた「サマルカンド・ブルー」のモザイクタイルで装飾した廟やモスク、メドレセ(イスラム神学校)を建設しました。
また、『サマルカンド』はモスクの色から「青の都」と呼ばれ、ティムール帝国の都として繁栄し続けました。
旧市街の中心広場『レギスタン』には、ティムールの孫が1420年に建造した最古の「ウルグ・ベク・メドレセ」、イスラムでは珍しくライオンを描いた「シェルドル・メドレセ」、内部が金箔で覆われた「ティラカリ・メドレセ」の3つの神学校が建ち並びます。ティムールが眠るグリアミール廟の大ドームの青はひと際鮮やかです。
中央アジア最大のビビハニムモスク、モザイクタイルの青が美しい廟とモスクが一直線上に建ち並ぶ、『シャーヒジンダ廟群』もそれに負けない美しさを誇ります。
サマルカンド