【一度は行きたい!心ひかれる日本の絶景 50】14. 闇夜に浮かぶ不思議な光(吉野川・徳島県)

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冬の風物詩 幻想的な光景!

ふしぎな光が闇夜にゆっくりと流れていきます・・・

徳島県吉野川河口の『シラスウナギ漁』は12月の解禁日から4月まで行われ、
幻想的な光景は冬の風物詩となっています。
闇夜の大河を、丸いスポットライトを灯した漁船が行き交う様はとても優美。
まるでホタルのような、その美しさは「徳島市民遺産」に選定されています。

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シラスウナギ」とは、ウナギの稚魚のことを指し、体の色は透明で大きさは5~6センチくらい。
食用にも使われる、イワシなどの稚魚である「シラス」に近い見た目で、少し細長い身体です。

新月の大潮のときが狙い目で、集魚灯を水中に沈め、光に誘われて
浮かび上がってくるシラスウナギを見つけて、一匹ずつ小さな網ですくい取ります。
こうして水揚げされたシラスウナギは、ウナギの養殖業者へ引取られます。
ウナギは人工的に産卵・ふ化させることが困難なため、このようにして天然のシラスウナギを獲り、養殖しているのです。

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シラスウナギ漁を鑑賞するのに適したスポットは、全部で3カ所あります。
それぞれ全て、橋梁の上からになりますが、一番のオススメは国道11号吉野川バイパスの「吉野川大橋」です。
橋の高さや見える角度等、もっとも迫力があり、多くの人が集まるので橋上が賑わいます。
次は県道39号線にある「吉野川橋」(旧橋)。
この橋は「吉野川大橋」よりも低いため、より船に近くなります。
河口よりも遠くなるので、船が来るまで時間がかかり、船を見るまで少し待つ覚悟が必要です。
最後のスポットは、県道29号線の「阿波しらさぎ大橋」です。
ここは、海に一番近いため、もっともはやく漁を鑑賞することができ、橋も一番高くなります。

それぞれ違ったアングルで楽しめるので、時間によって順番に上流へ移動するのもオススメ
どの橋も鑑賞する位置は、だいたい橋の中央部なので5分~10分程度歩きます。
鑑賞する位置が決められているわけではなく、自分で「ここだ!」と思う位置を決めて鑑賞してくださいね。

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シラスウナギ漁」は、解禁期間中でも、毎日漁が行われているわけではありません。
満月の夜は月明かりが漁に支障をきたすので、とくに「新月の夜」に多くの舟が漁に出ています。
新月前後の真っ暗な夜に、ポッとした明かりを灯した船が川を行ったり来たりし、
その明かりが川面に浮かぶ光景は、まさに「幻想的」という言葉しか見当たりません。

船が川に出始める時間帯は日によって変わりますが、
干潮から満潮へ向かう時間帯に最も集中するため、深夜の1時~4時くらいに行くと見られる可能性が高いようです。

残念なことに、吉野川に限らず、各地のシラスウナギ漁の漁獲量が激減しているため、
漁に出る回数も減っています
漁がみられるかどうかは、実際行ってみないとわからないのですが、
「行こう」と思う方は、事前に徳島市観光課へ問合せてみてください。
かなり確率の高い情報が得られますよ
近年は、解禁の日程も変わるようなので、こちらの情報と合わせて確認してみてください。

実際、橋まで出かけてみて、「船が出てないな~」と思っても、
30分ほど待てば続々と出てくるという場合もあるので、船が見当たらなくても少し待ってみてくださいね。

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★『シラスウナギ漁』の見学場所、解禁日、電話番号、公式ホームページなど

  • 漁のおすすめ見学場所:
    ※ 吉野川大橋:国道11号(吉野川バイパス)(徳島県徳島市東吉野町3丁目)
    ※ 吉野川橋:県道39号(徳島県徳島市上助任町)
    ※ 阿波しらさぎ大橋:県道29号(徳島県徳島市住吉4丁目)
  • シラスウナギ漁解禁日:12月15日~翌年4月末日(2017年度は2016年12月15日~2017年4月15日が解禁日)
  • 電話番号:088-621-5232(徳島市観光課)
  • 公式ホームページ:シラスウナギ漁の風景 (徳島市役所公式サイト)
吉野川大橋

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