【青森県の人気&おすすめ観光スポット40選】定番観光地から穴場スポットまで完全ガイド!
6.恐山|下北エリア
恐山は、比叡山、高野山と共に日本三大霊場として知られ、
慈覚大師が夢のお告げに従い、たどり着いた場所といわれています。
むき出しの岩場から硫黄の臭いがする、湯気が立ち上る宇曾利山一帯の姿と、
深く澄み渡る美しい宇曾利山湖との景色は、
まさに地獄や浄土と思える霊山の光景!
恐山菩提寺の夏と秋の例大祭には、
「大祭の日に地蔵を祈れば、亡くなった人の苦難を救う」とされ、
全国から大勢の人が集まり、生来もしくは幼少期に盲目・半盲目となった女児が、
幼い頃から修行を重ねて霊能力を得たイタコが集まって、
亡くなった人々の霊をこの世に呼び戻すなどの「口寄せ」が行われます。
青森では、古くから「人は死ねば恐山にいく」と言われているのだそう。
硫黄の匂いが漂う「三途の川」、藻の発生により真っ赤に染まる「血の池地獄」、
硫黄ガスが発生し、ほんとに危険なときもある「修羅王地獄」、
それらと打って変わって、
まさに極楽の世界のような「宇曽利湖」など、まるであの世に来たかのよう。
■ 基本情報
- 名称: 恐山菩提寺
- 住所: 青森県むつ市田名部宇曽利山3-2
- アクセス:
■ JR下北駅からバスで「恐山」下車(バスは開山期間のみ運行)
● みちのく有料道路終点から国道279号線を経由して車で1時間50分 - 開山時間: 6:00~18:00
※寺院行事期間は時間別設 - 開山期間: 5月1日~10月31日
- 電話番号:0175-22-3825(恐山寺務所)
- 入山料金: 大人500円、小・中学生200円
- 公式サイトURL: http://www.mutsu-kanko.jp/index.html(むつ市観光協会)
7.太宰治記念館「斜陽館」|西北エリア
太宰治記念館「斜陽館」は、
津島家の第十子六男として太宰治(本名・津島修治)が生まれる
2年前の明治40年(1907年)に、父・津島源右衛門によって建てられたもの。
常時30人以上の家族、使用人が暮らす店舗兼住宅だった豪邸でした。
昭和25年(1950年)から津島家の手を離れて、
旅館「斜陽館」となり、旧金木町の名所となりましたが、
平成8年(1996年)に旧金城町が買い取り、
太宰治が津島修治として生活した当時の様子が復元され、
平成10年(1998年)から、太宰治記念館「斜陽館」となりました。
太宰治の生家で、国の重要文化財に指定されています。
中学進学により青森市に転居するまで、ここで暮らしていたのだそうです。
館内には、貴重な資料や愛用品が数多く展示されています。
幼少期の太宰治を知ることができる、チャンスですよ。
旧 津島家新座敷
旧津島家新座敷は、
太宰治記念館「斜陽館」から徒歩4分のところにあり、
大正11年(1922年)に長兄・文治の結婚を機に建てられた、
以前は母屋と渡り廊下で繋がっていた、津島家の離れでした。
旧津島家新座敷は、太宰治が昭和20年(1945年)7月から昭和21年11月まで、
妻の実家があった甲府に疎開していた妻子と共に、
東京から疎開して来た家で、
この家で23もの作品が生まれたということだけでなく、
太宰治の居宅として、唯一現存している貴重な建物となっています。
斜陽館同様、重厚感と風情があふれた和洋折衷建築の建物です。
島津家が売却したあとは2度ほど所有者が変わり、
現在の所有者が、平成18年から一般公開しました。
「思ひ出」「津軽」などには、太宰自身のこの家に対する
イメージが書かれていたそうです。
■ 基本情報
- 名称: 太宰治記念館「斜陽館」
- 住所: 青森県五所川原市金木町朝日山412-1
- アクセス:
■ 津軽鉄道 金木駅から徒歩7分
● 東北自動車道 浪岡ICから車で30分 - 営業時間:
◆ 5~10月|8:30~18:00
◆ 11~4月|9:00~17:00 - 定休日: 12月29日
- 電話番号: 0173-53-2020
- 料金: 大人500円、高・大学生300円、小・中学生200円
- 所要時間: 1~2時間
- 公式サイトURL: http://www.kanagi-gc.net/dazai/(かなぎ元気倶楽部)
8.弘前城・弘前公園|中南エリア
弘前城は、津軽を統一した弘前津軽氏初代の津軽為信が計画し、
二代津軽信枚が慶長16年(1611年)に完成した城郭で、
江戸時代を通して弘前津軽氏の居城となり、
弘前城のシンボルとなっている三層の天守は、
文化7年(1810年)に再建されたもので、
現存の天守としては、東北唯一のものとなっています。
弘前城は、弘前公園として桜の名所となっており、
公園内には正徳5年(1715年)のカスミザクラや、大枝垂れ桜、
日本最古のソメイヨシノなど、
春になると御堀端から城内にかけて数多くの桜が咲き競い、
「弘前さくらまつり」には、多くの観光客が訪れます。
現存天守は国内でも12城しかありませんので、
弘前城は必見スポットですよ。
国の史跡および重要文化財に、指定されています。
天守のみならず、櫓や門も現存のものです。
また、文豪・司馬遼太郎は作中で「日本七名城の一つ」と紹介しています。
■ 基本情報
- 名称: 弘前城|弘前公園
- 住所: 青森県弘前市下白銀町
- アクセス:
■ JR弘前駅からバスで「市役所前公園入口下車」徒歩10分
● 東北自動車道 大鰐弘前ICから車で28分 - 営業時間: 9:00~17:00
※さくらまつり期間|7:00~21:00 - 開設期間: 4月1日~11月23日
- 電話番号: 0172-33-8733(弘前市みどりの協会)
- 入場料金: 大人310円、子供100円
- 所要時間: 1~3時間
- オススメの時期: 春(桜の時期)
- 公式サイトURL: http://www.hirosakipark.jp/
※平成33年(予定)まで弘前城は石垣修理工事が行われます。
弘前公園内の利用は従来通り可能ですが、
天守が曳屋されて移動するなど、施設利用等に変更や制限が生じます。
9.十和田市現代美術館|上北エリア
十和田市現代美術館は、国の省庁再編によって
空き地が目立つようになった、
十和田市のシンボルロード「官庁街通り」全体を、
ArtsTowada計画のもとで、一つの大きな美術館に
仕立て上げようという目論見の中心となる施設で、
ここでなければ見ることができない、38の現代アート作品があります。
十和田市現代美術館では、個々の展示室を独立した
個性的な「アートのための家」としているだけでなく、
官庁街通りの向かい側には、アートの広場があったり、
通りのあちこちにストリートファーニチャーが置かれているなど、
見事に街が現代アートの美術館と化しています。
国内外問わず、世界中の33組のアーティストによる
作品が展示されています。
青森屈指の人気を誇る美術館で、オープンからたった4日で10000人、
6年目の2014年には100万人を超える、来場者数を突破したんですよ。
■ 基本情報
- 名称: 十和田市現代美術館
- 住所: 青森県十和田市西二番町10-9
- アクセス:
■ JR七戸十和田駅からバスで「官庁街通」下車、徒歩5分
● 百石道路 下田百石ICから車で35分 - 営業時間: 展示スペース|9:00~17:00
- 定休日: 月曜日(祝日の場合はその翌日)
- 電話番号: 0176-20-1127
- 料金: 展覧会によって異なる(高校生以下無料)
- 所要時間: 1~2時間
- 公式サイトURL: http://towadaartcenter.com/web/towadaartcenter.html
10.奥入瀬渓流|上北エリア
奥入瀬渓流は、十和田湖の子ノ口から流れ出る
奥入瀬川が創り出した焼山までの約14kmの流れで、
豊かな樹々に囲まれた渓流は、数多くの滝や岩などによって
四季それぞれに多彩な姿をあらわします。
奥入瀬渓流には、渓流沿いに遊歩道が完備されており、
徒歩で焼山から子ノ口までの散策が、ゆっくりと楽しめます。
また、レンタサイクルもあるので、渓流沿いの国道を
爽快にサイクリングしながら、美しい渓流美を存分に楽しむことができます。
国の特別名勝および天然記念物に、指定されています。
必見なのは、やはり「阿修羅の流れ」です。
テレビや雑誌でもよく取り上げられている、奥入瀬屈指のスポットとなっています。
まさに絵画のような、幻想的な景色ですよ。
■ 基本情報
- 名称: 奥入瀬渓流
- 住所: 青森県十和田市
- アクセス:
■ JR新青森駅からバスで「焼山」下車
● 青森自動車道 青森中央ICから国道103号線を経由して車で70分 - 電話番号: 016-75-2425
- 所要時間: 1~4時間
- オススメの時期: 初夏と秋(新緑と紅葉の時期)
- 公式サイトURL: http://towadako.or.jp(十和田湖国立公園協会)