【必見!動画あり】大人女子にオススメ♪ 旅行のプロが選ぶ 世界の絶景100【44】セレンゲティ国立公園(タンザニア・アフリカ)
セレンゲティ国立公園 ~タンザニア~
どこまでも、どこまでも、どこまでも続く大草原!
『セレンゲティ国立公園』(Serengeti National Park)は、数あるアフリカの国立公園のなかでも、もっともポピュラーな場所のひとつです。タンザニア北東部に位置し、面積は約1万4763平方キロメートル。これは東京、神奈川、千葉、埼玉がすっぽり入ってしまう大きさなのです。マサイ語で「果てしない平原」という名前の通り、どこまでも、どこまでも、どこまでもサバンナが広がっています。
当然、たくさんの動物が暮らしていますが、ここでの主役はなんといっても「ヌー」!セレンゲティに住む約300万頭の動物のうち、約3分の1がヌーだといわれています。ウシの角、ヤギの髭、ウマの尾を持つ不思議なフォルムと、ヌボーっとしている表情が愛嬌いっぱい。物音がするといっせいに顔を向けるところもかわいらしく、いつまでも見ていたくなります。彼らは大きな群れをつくり(なかにはシマウマの姿があることも!)、食料となる草を求めて大移動することが知られていますが、それが見られるのが12月~3月。最盛期には公園内を流れるマラ川がヌーで埋めつくされるほどです。
ヌーやカバ、ライオンたちと出会おう!
見学は、サファリカーはもちろん、最近は夜明けとともに気球に乗るプランも人気です。早朝は動物たちが活発なので、カバやライオンが獲物を求めてウロウロしている姿が見られるかもしれません。動物たちは気まぐれなので、お目当てを探すには少なくとも3日は滞在したいものです。サバンナの真っ只中にサファリロッジが点在していて、そこで食事をし、ロッジを拠点として朝夕サファリドライブをします。見晴らしのいいテラスで夕暮れを眺めながら、その日見た動物や旅の話に花を咲かせるのも豊かな時間になること、間違いなしです。
ワンポイントアドバイス
サファリはカーキやアースカラーなどの地味な配色の長袖&長スボンがオススメです。乾季では、凹凸の砂利道はホコリもすごいので、マスクやスカーフなど防御するものを持参するのもお忘れなく。その他は、虫よけスプレー、虫刺され薬、ウェットティッシュなども必需品です。
トイレは公園のゲートにあるほかは、ネイチャートイレとなります。これまた、自然の醍醐味ですね。
セレンゲティ国立公園への行き方
日本からは経由便で、ケニアのナイロビ(Nairobi)に入るか、タンザニアの首都ダルエスサラーム(Dar es Salaam)に入ります。
ナイロビまたはダルエスサラームからサファリの起点となる町「アリューシャ」(Arusha)に行くにはバスが一般的ですがほぼ丸一日かかります。
日本からのツアーだと、アリューシャから約50キロメートルのキリマンジャロ(Kilimanjaro)国際空港まで飛行機を乗り継ぐコースが一般的です。