【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【35】ミラノの肉料理(イタリア・ヨーロッパ)
いろいろな肉を食べる贅沢 ~イタリア~
肉の種類は多いほどいい!
日本人は刺身ならマグロだけでなく、タイやヒラメ、ハマチ、サバ、アジ、アワビなど、いろいろと味わえればうれしいですよね。
それは、おそらくイタリア人にとっての肉料理なのかもしれません。
イタリア人が毎日でも食べたいものは何かと聞かれて、「ボリートミストかグリリアミスタだよ」と答えた人がいるとか、いないとか。
「ボリート・ミスト」(bollito misto)は、ピエモンテ地方の郷土料理で、イタリア版おでんといった感じの料理です。
牛、豚、鶏など、複数のお肉とニンジン、セロリ、ニンニク、丸ごとの玉ネギ、などの野菜を一緒に煮込み、 緑のペースト「サルサ・ヴェルデ」をつけて食べます。
本来の「グリリア・ミスタ」(griglia mista)は、数種類のお肉とソーセージ、野菜をオーブンでじっくり焼いて大皿に盛り合わせた逸品です。
これらはどちらも、いろいろな肉を焼いたり、茹でたりしただけの単純な肉料理です。しかし、牛、豚、鶏、ウサギ、シカ、イノシシ、ソーセージなど、肉の種類は多いほどいいのです。
食の街「ミラノ」(Milan)でも、これらの料理を本格的に提供するレストランは少なくなってきました。
確かに肉はそれぞれに風味や味覚が異なります。肉を食べたという満足感を得るには、いろいろな肉の種類を揃えなければなりません。しかし、それはかなりのお金がかかることなのです
こんなグルメが楽しめる、ミラノ(イタリア)をぜひ訪れてみてください。
プチ情報
もう1品、ミラノの名物料理をご紹介しましょう。
「オッソ・ブーコ」(osso bucoha)は、ミラノだけでなくロンバルディア州を代表する名物料理で、ミラノ風仔牛すね肉の煮込みです。仔牛の骨付きスネ肉を厚さ4センチメートルくらいの輪切りにしトマト、白ワイン、ブイヨン、香味野菜などと煮込んで、「グレモラータ」を加えます。
この「グレモラータ」とは、レモンの皮、ニンニク、パセリのそれぞれみじん切りにしたものをバターで炒めたものです。
「オッソ・ブーコ」を直訳すると、「穴の開いた骨」または「空ろな骨」となるのですが、これは調理中に骨の中央の骨髄が縮んで穴ができるためついた名称なのです。
↓↓↓↓↓ 「食の都」ミラノ(Milan)(イタリア)↓↓↓↓↓