【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【49】ギリシャのウゾ(ギリシャ・ヨーロッパ)
不思議なお酒 ウゾ ~ギリシャ~
水を注ぐとたちまち白濁する「神のお酒」!
今回は、ギリシャ国内で最も飲まれている、ギリシャの国民的なお酒、食前酒『ウゾ』(またはウーゾやウゾー)(Ouzo)をご紹介します。
潰したブドウとレーズンを原料に、数十種類の香辛料を加え、発酵・蒸留させたもので、グレープ・ブランデーをベースとしたリキュールであると説明されます。水を注ぐと白濁する、不思議なお酒。アルコール度数は40度前後、なかなかアルコールが強い!
ウーゾは「神のお酒」と呼ばれていますが、これは水を注ぐと色が変わるからではありません。
ギリシャの聖なる山、アトス山(Mount Athos)の修道院で決まって出されるためです。アトス山の修道院を訪問すると、必ずこのウゾーのショットとルクミというお菓子がふるまわれるそうです。
ギリシアには、ウーゾとメゼデス(スペインでいうタパスのような前菜)を提供するウーゼリー(ouzerie)というカフェが多く存在します。夕方にウーゼリーに寄り、メゼデスをつまみながら、ゆっくりウーゾを飲むのです。
ウーゾは水で割ったり、氷を入れてもGood
おつまみをとらずにウーゾだけを飲む飲み方は、ギリシャではあまり好まれません。
一日の終わりにリラックスして、ゆっくり、ゆったりと時間を過ごす・・・
旅行で訪れた時くらい、ぜいたくな時間を過ごしてみませんか。
こんなグルメが楽しめる、ギリシャ(Greece)をぜひ訪れてみてください。
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プチ情報
『ウゾ』と同じ、薬草系のリキュール『アブサン』(Absinthe)をご紹介しましょう。これは、フランス、スイス、チェコ、スペインを中心にヨーロッパ各国で作られているリキュールの一つで、ニガヨモギ、アニス、ウイキョウなどを中心に複数のハーブ、スパイスが主成分となっています。
アブサンにはまる人はウゾにもはまる、といわれているそう。
アブサンは、1900年ごろに中毒症状が問題となり、一部の国で製造販売が中止されていた伝説のリキュールです。製造中止前は、「グリーンの詩神」や「聖女のため息」「妖精のささやき」などと称えられた「魅惑のお酒」。禁止後は、小説の中や地下でだけその存在が語り継がれていたため、「禁断の酒」「魔酒」「飲むマリファナ」などと呼ばれていました。
その後、ツヨンの使用基準の見直しを行い、アブサンが復活、現在では安心して飲めるリキュールとなったのです。
このアブサン、感性やインスピレーションを引き出す「霊酒」として、ゴッホやピカソ、ロートレック、太宰治など多くの芸術家に愛飲されていました。
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