所狭しと料理が並ぶ! ~インドネシア~
食べたいものだけを食べる!
今回ご紹介するのは、『パダン料理』(Padang cuisine)。
これは、インドネシア西スマトラ州各地の料理の総称なのですが、
料理の内容というより、料理の出し方がちょっと変わっています。
お店に入って、テーブルにつくと、いきなりご飯と12種類以上のおかず料理が並べられます。
メニューはなく、何を食べるのかも聞かれず、ただ料理がいきなり目の前に並ぶのです。
周りを見ても、同じようにいろいろな料理のお皿が並んでいます。
これは一体??・・・
パダン料理は、料理の種類ごとにお皿に盛りつけて、飾り棚にピラミッドのように重ねていきます。
お客さんがテーブルにつくと、ウエーターがご飯と12種類以上のおかずを出します。
ウエーターは、両手両腕を使って、上手にバランスを取って料理をテーブルに運びます。
お客さんは、料理を注文する必要はありません!
並べられたお皿の中から、食べたいおかずだけで食べて、その分の代金を支払います。
食べたくない料理には、触れてはいけません
もし一口でも食べると、全部食べなくても料金を支払わなければならないのです。
触れなかった料理はどうなるかって?
触れられなかった料理のお皿は、そのまま別のお客さんに出されます。
では、一体どんな料理が出てくるのでしょうか?
具材は、野菜、魚、エビ、鶏肉、牛肉など幅広く、パダン料理の特徴として
ココナッツや唐辛子、スパイスを使用している料理が多めです。
実にこのおかずの数々、白いご飯が進む味なのです
通常、店内にはメニューや料金の表示がないので、知りたい場合はウエーターに説明してもらいます。
食事が終わった後、ウェーターがテーブルに来て、食べた分のお皿を数えて会計を出してくれる店もあれば、レジに行って自分で食べた物を伝えるというお店もあるようです。
12種類以上のおかずが出てくるので、いざそれらを目の前にすると、
必ずといっていいくらい、どれを食べるか迷ってしまうので、
パダン料理を食べに行く時は、大人数で行ってたくさんの種類を少しずつシェアするのが、楽しいかもしれませんね
食べたいものだけを食べて、手をつけなかった料理は次の人に出される・・・
これって、旅行者にはうれしいシステムかもしれません。
ちょっと衛生的じゃないかもしれませんが、
でも、外国に行って料理の注文は結構高いハードルですから、
注文しなくて済むのは気が楽ですよね
こんなパダン料理が楽しめる、パダン(Padang)(インドネシア・アジア)をぜひ訪れてみてください。
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プチ情報
さて、今回ご紹介した「パダン料理」、別名「ナシパダン」(Nasi Padang)とも呼ばれています。
「ナシ」は「ご飯」、「パダン」は西スマトラ州最大の都市名です。
12種類以上のおかずが出てくるって、いったいどんな料理があるの?
そう思った方に、代表的なパダン料理をいくつかご紹介しましょう。
「パダン料理」というと全体的に唐辛子がきいていて辛いというイメージですが、
メニューによっては辛くないものもありますよ
【ルンダン】
牛肉、水牛、また羊をココナッツミルクで何時間も(お店によっては何十時間も!)煮込んだ料理。
日本のビーフシチューのような感じで、ココナッツミルクが大丈夫な人にはオススメ。
【アヤムポップ】
柔らかいフライドチキン。香辛料で味を染み込ませて揚げているので、
鳥の唐揚げ感覚で食べられます。ご飯が進みますよ~♪
【デンデンバラド】
サンバルで和えたビーフジャーキーにような料理。
ご飯にもよく合うだけでなく、お酒のおつまみにもなります
【イカンバカール】
香辛料で味つけされた魚を炭火で焼いた料理。スパイシー焼き魚。
インドネシア語で、「イカン=魚」、「バカ―ル=焼く」から、この名前がついています。
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