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【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【57】メキシコのタマレス(メキシコ・中南米)
カロリー満点のメキシコ版ちまき! ~メキシコ~
日本人の口に合う!
メキシコの壁画運動を起こしたダビッド・シケイロス、ルフィーノ・タマヨ、ディエゴ・リベラたちはメキシコの気高い精神や独立心をめざめさせるために、メキシコ人の農村生活や、かつての人間らしい生活を壁画に描きました。
その中でしばしば題材になったのは、主食であるトウモロコシの収穫や、その当時を石臼ですりつぶしているたくましい女性です。
トウモロコシを挽いた粉を練り、薄く伸ばして焼いたものが『トルティーヤ』(tortilla)で、それで包んだものが『タコス』(tacos)です。
そして、粒が残るようにすりつぶしたものをトウモロコシの葉で包んで、蒸したものが『タマレス』(tamales)です。
これに辛いサルサソースをつけて食べたり、煮たり焼いたりした肉や野菜と一緒に食べるのですが、このタマレスは日本人の口にとても合います。
メキシコの地でトウモロコシ栽培が始まった起源前5000年から、トウモロコシ料理が食べられてきたのですから、そのトウモロコシ料理のバリエーションは数多くあり、メキシコの伝統料理でもあります。
タマレスとは、とうもろこしの粉にラードを入れこねたその中にいろいろはさみ、とうもろこしの実の皮やバナナの葉のに包んだもので、「メキシコ版ちまき」と言った感じでしょうか。
タマレスは、たっぷりのラードでこねるので、ご想像通りカロリー満点なのですが、メキシコの人は、このタマレスをまた、油で揚げそれをパンにはさんで食べたりします
これで、一日お腹がすかないですむということらしいのですが・・・。
隠れたB級グルメ
朝、広場や路上に、自転車の後ろの荷台に箱を積んで、その中に蒸した熱いタマレスを入れて、売りにきます。仕事に行く人、道行く人が、蒸かしたアツアツのタマレスとアトレ(atole)という
アツアツの飲み物で朝食をして、仕事場へ行くという光景がよく見られます。
夜でも「タマレス、タマレス」と売り歩く姿がよく見られます。夜、小腹が空いた時の軽い(?)食事としても人気があるようです。
タマレスはメキシコの人気B級グルメなのです。
こんなグルメが楽しめる、メキシコ(Mexico)(中南米)をぜひ訪れてみてください。
プチ情報
実は、2月2日はメキシコ中の人がタマレスを食べる日です。
2月2日は「聖カンデラリア」の日。
メキシコを含むラテンアメリカでは、12月24日から2月2日までの40日間が降誕節と定められていて、その終わりの日(2月2日)というのは聖母マリアが出産による穢れを神殿で清めた日であり、また、イエスが神の子として初めて聖堂に現れた日だとされています。メキシコでは、その降誕節の最終日にタマレスを食べる習慣があるのです。
それぞれの家では、1月6日の三賢人の日に食べる、ロスカという大きなパンを切り分けて食べるのですが、その切り分けられたパンの中に小さなセルロイドのキリスト人形が入っているパンが1つあり、そのパンにあたった人はタマレスを聖カンデラリアの日におごらなければならない、という風習もあります。