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【一度は行きたい!旅行のプロおすすめ 絶景の世界遺産100】86.クスコ市街(ペルー・中南米)【動画あり】
- 2017/8/30
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クスコ市街(City of Cuzco) ~ペルー~
下はインカ、上はスペイン
クスコ(Cusco)は12~15世紀中頃まで、6カ国にまたがって1大帝国を築いた、
太陽神を崇拝する「インカ帝国」の都だった都市。
アンデス山中の標高3360メートルの高所にあります。
インカとはケチュア語で「太陽の子」、クスコは「へそ」を意味し、
クスコは宇宙の中心で、インカの皇帝は太陽神の御子とされていました。
クスコには、帝国内のあらゆる地方から人々が集まり、まさに世界の中心地とされていたのです。
80年かけて建造した3層の巨石防塁が360メートルも続くサクサイワマン城塞からは、
眼下に石畳に赤い瓦屋根、白壁のコロニアル調の旧市街が広がっています。
インカ帝国の人々は、「黄金の輝きは太陽の輝き、金は太陽の涙」と考え、
神殿や宮殿を黄金で華やかにし、眩いほど輝いていました。
クスコは、黄金に彩られた宮殿や神殿が並ぶ、総人口1200万、南北5000キロメートルに
およぶ大都市となり、栄華を極めたのです。
しかし、16世紀になるとスペイン人の征服がクスコにも及び、インカ帝国は一瞬にして崩壊します。
スペイン人のピサロによって最後の皇帝が処刑されると、インカ帝国は滅亡してしまいました。
征服者たちは、太陽の象徴である黄金で彩られた神殿や宮殿を破壊し、
金銀を手当たりしだい略奪していきます。
この地を征服したスペイン人は、インカの神殿や宮殿を破壊したものの、
精巧な石組みは壊すに壊せず、そのまま土台や壁として使用しました。
その上に、豪華な金で装飾した大聖堂、教会、修道院などを建てたのです。
インカ文明とキリスト教文化が交錯する街は、こうして作られました。
インカ時代の美しく精巧な石組みと、スペインのコロニアルな建築物が融合したクスコには独特な雰囲気が漂います。
インカ時代の堅固な礎石の上に建つサント・ドミンゴ教会は、インカの最も聖なるコリカンチャ(太陽神殿)があった場所。
100年を費やして完成しました。
祭壇には約300トンもの銀が使われています。
すき間なく積み上げられた石組みの技術は精巧で、カミソリの刃一枚さえ通さないといわれるほどです。
やがて地震で建物は崩壊しましたが、精密で頑丈な石組みだけは無傷でした。
帝国の滅亡とともに忽然と姿を消したインカの人々。
しかし、毎年6月24日に行われる盛大なインティ・ライミ(太陽の祭り)(Inti Raymi)には
各地から人々が集まり、古来の儀式が厳粛に行われ、さながらインカ帝国が復活したような光景が広がります。
ぜひ、絶景が楽しめる世界遺産の「クスコ(ペルー)」を訪れてみてください。
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知らなきゃソン!旅のヒント
『南米三大祭り』をご存知ですか?
わりとたくさんの『三大〇〇』ってありますが、ここでは『南米三大祭り』をご紹介しましょう。
その3つのお祭りとは、上の記事で紹介した「インティ・ライミ祭り」と、「オルロのカーニバル」(ボリビア)、
そして「リオのカーニバル」(ブラジル)です。
§ インティ・ライミ祭り § (クスコ・ペルー)
毎年6月24日に「クスコ」で行われるお祭りです。
その年の収穫を感謝し、翌年の豊作を願う祭りとして、1年のうちで昼が一番短い冬至の日に、
生贄と共に太陽神へ祈りを捧げたといいます。
スペインに征服され、インカ帝国が崩壊した後、太陽神を祀ることは禁止されていました。
しかし、このお祭りは、一部の人たちによって秘密裏に続けられてきたそうです。
そして、1944年に復活し、それ以降、祭りの規模も毎年拡大していき、
今ではこのお祭りを見学するために、世界中から多くの観光客がやってくるようになりました。
「インティ・ライミ」・・・
どこかで聞いた気がする言葉ではありませんか?
そうです、歌手の「ナオト・インティライミ」さんの名前ではありませんか!
ナオトさんの名前を英語にすると、「NAOTO INTI RAYMI」。
「インティ・ライミ」とは、ケチュア語で「太陽の祭り」。
ナオトさんの世界を渡り歩いた経験が、「インティライミ」というアーティスト名の由来になっているそうです。
§ オルロのカーニバル § (オルロ・ボリビア)
ボリビアの代表的な人気観光地である「ウユニ塩湖」から、バスで4時間ほどのところにある
「オルロ」(Oruro)という街で、毎年2月頃に行われます。
リオほどの規模、派手さはありませんが、ローカル感があって面白いカーニバルです。
これは、200年以上続く歴史のあるカーニバルで、お祭りは3日間行われ、朝から晩まで続きます。
音楽隊を率いてスペインの植民地時代からの伝統的な踊りをしながら、オルロの街を数キロメートルにわたって行進していきます。
§ リオのカーニバル § (リオデジャネイロ・ブラジル)
「リオのカーニバル」は、世界でもっとも有名なお祭り、といっても過言ではないでしょう。
毎年2月上旬から下旬に行われるカーニバルで、この時期はブラジル全土がカーニバル一色となります。
リオのカーニバルは、70を越える数のサンバ学校がそれぞれのテーマに沿いパレードを行い、美しさや盛大さなどを競い合います。
それぞれのテーマに沿って、華麗さや盛大さを競い合うコンテスト形式のサンバ・カーニバルがリオの特徴です。
全長約700メートルもある会場を、生演奏のサンバのリズムにのり、光輝く巨大な山車、
そしてテレビなどでもおなじみの、派手な衣装を着たスタイル抜群の美女ダンサーや色とりどりの衣装をまとった4000人を超える人々が1年かけて作り上げた成果を披露します。
その制作費は、400万ドル(約4億円)を超えることもあるのだとか
小さな子供からおじいちゃん、おばあちゃんにいたるまで、あらゆる年代の人々がが参加し、歌い、踊り明かします。
リオのカーニバルは、今を全力で楽しむブラジル人のエネルギーを感じることができる場所なのです。
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