【一度は行きたい!旅行のプロおすすめ 絶景の世界遺産100】93.中国南方カルスト(中国・アジア)【動画あり】
中国南方カルスト(South China Karst) ~中国~
天下第一の奇観
「カルスト」とは、石灰質の台地が雨水に浸食されて、
およそ50万年から3億年かけてできた地形のことです。
当初、世界遺産は、雲南省の石林(せきりん)と貴州省の茘波(れいは)、
四川省の武隆(ぶりゅう)からなっていましたが、
2014年、桂林(けいりん)、施秉(しへい)、金仏山(きんぶつさん)、環江(かんこう)の各カルスト地域がこれに加えられました。
昆明の南東126キロメートルにある『石林』(せきりん)は、
手軽にカルスト地形を観光できるスポットとして人気です。
270平方キロメートルの広大なカルスト台地の高原に、
剣のような形や柱状、塔状になった灰色の奇岩怪岩(高さ5~30メートル)が
果てしなく広がり、「天下第一の奇観」といわれています。
全長5キロメートル、徒歩で1周90分ほどの大石林の最高所「望峰亭」(ぼうほうてい)からは、
石の海のような石柱群が一望できます。
小石林では、こだまになったという伝説のサニ族の
美少女・阿詩瑪(あしま)が見もの。
猫の耳のような帽子をかぶったカラフルな民族衣装姿の
未婚のサニ族の娘さんが案内してくれます。