アイスランドの世界遺産・シンクヴェリトル国立公園「シルフラ」にある地球の裂け目(ギャオ)
アイスランド南西部にある、ユネスコ世界遺産「シンクヴェトリル国立公園」付近は、
東のユーラシアプレートと西の北米プレートが引っ張り合っている
“地球の裂け目”と呼ばれる場所。
ここには「シルフラ」という、
とんでもなく透明度の高いダイビングスポットがあるのです。
地球の裂け目「シルフラ」とは?
「シルフラ(Silfra)」とは、
アイスランド最大の天然の湖「シンクヴァトラヴァトン湖」にある、
アメリカ大陸とヨーロパ大陸の引っ張り合いによってできた、
ギャオと呼ばれる”大地の裂け目”のこと。
今でも、毎年2cmずつ広がっています。
そこに、岩石によって自然ろ過され
非常に澄んだ氷河の雪解け水が流れ込んでいます。
年間水温2〜4℃の中では水生生物が活発に活動できないため、
その水は、晴れた日には150m先まで見通せるほどの驚きの透明度!
2つのプレートの境目に澄んだ美しい水が加わった、
ダイバー憧れのダイビングスポットなんです。
感動体験!シルフラで地球を感じるダイビング
ダイビングやシュノーケリングの出発はこんなところから…。
澄んだ水と荒れた岩肌が幻想的な旅を予感させますね。
さぁ、ドライスーツに着替えて出発しましょう。
ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸が引き合ってできた
大きな割れ目「ビッグクラック(Big Crack )」です。
シルフラの中でも一番狭い場所。
ちょっと恐怖感に襲われるかもしれません。
でも、気を取り直して、二つの大陸の間をバックに
写真をとって、先に進みましょう。
本当に透明度がすごいです。
極寒ですが、この美しさを目にしたら寒さも忘れてしまいそうです。
しばらく行くと、割れ目が大きくなった
「シルフラホール(Silfra Hall)」です。
透明な水、荒くれた岩々…、
そして生き物の姿も見えないシーンとした無音の世界。
荘厳な光景ですね。