『大阪市天王寺動物園』奇跡のニワトリもいるよ!園内の動物やレストランをご紹介!(大阪府)
人気者のマサヒロくんは、これまで3回も生命の危機を乗り越え
生き延びているのです。
では、マサヒロくんが乗り越えた危機とは、一体何だったのでしょうか?
元々、マサヒロくんは、タヌキやアライグマの「生きエサ」用のひなとして、
2015年7月に天王寺動物園にやってきました。
しかしここで、最初の奇跡が起きます!
ちょうど、マサヒロくんたちが来た直後にマガモのひなが人工ふ化したのですが、
そのヒナが1羽だとエサを食べなかったそうです。
「マガモのひなは、飼育時にはエサを食べないが、ニワトリのひなと一緒にすると
マネをしてエサを食べるようになる」という動物的特性があり、
マガモのヒナとマサヒロくんを一緒にしたところ、ひよこのマサヒロくんがエサを食べる
「先生」となり、それを真似てマガモのヒナもエサを食べるようになったそうです。
イタチの罠になっても乗り越える
最大の危機は、2015年9月ごろ。
天王寺動物園内の「鳥の楽園」に出没するイタチを捕まえるために、
罠として3日間「おとり餌」となりました。
しかし、この3日間、なぜだかイタチは現れず、
この時も生き延びることができました。
また、通常、ヒヨコから成長する過程で、
ライオンやトラなどの大きな肉食獣が少し調子の悪い時、
「生きたエサ」として欲しいという要望があるそうなのですが、
この時も「偶然、申し出がなかった」そうです。
結局、マサヒロくんは、強運ぶりが話題となり、飼育員2人の名前から
1字ずつ取って「マサヒロ」くんと名付けられ、天王寺動物園で飼われることになったのです。
現在、マサヒロくんは鳥類を飼育する「鳥の楽園」で飼われています。
夕方ごろ、職員さんと園内を散歩するのが日課になっています。
マサヒロくんは、すっかろ来園者の人気者で、
子どもたちが抱っこさせてもらう光景もよく見られます。
一般的にニワトリの雄鳥は気性が荒く、人にはあまりなつかないんだそうです。
ましてや、抱っこされてもおとなくしくしているニワトリは本当に珍しいそうで、
その意味でも、マサヒロくんは「奇跡のニワトリ」ですね。
ショップ・レストランも充実!
2017年10月にリニューアルした「ZOO レストラン」は、
よりおしゃれに、かわいくなりました
しろくまカレーなどインスタ映えする、オリジナルメニューも充実しています。
併設の「アニマルショップ」にはたくさんの動物グッズがならんでいるので、
天王寺動物園の思い出に、何かお気に入りのグッズを探してみてください。