銀山温泉の人気旅館に泊まって美味しいグルメを食べて散策を楽しむ!
銀山温泉にある、おすすめの宿を厳選してご紹介します。
名前からわかる通り、江戸時代に大銀山として栄えた場所ですが、
衰退後は、湯治客を相手に、細々と営業するようになりました。
また、大正時代の大洪水で壊滅的な被害を受けたましたが、
昭和になって大量に湧き出る高温の源泉を掘り当ててからは、
現在見られるような3~4層構造のノスタルジックな施設が、
次々と姿を現しました。
さらに、国の重要文化財にも指定された旅館もたくさんあり、
足湯や美味しい料理が楽しめ、人気の場所になっています。
街自体も素敵な場所ですが、気になるところに宿泊して、
観光スポットをゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。
1. 銀山温泉とは?
山形県にある銀山温泉は、
大正時代へタイムスリップしたかのような、趣ある温泉町です。
雪とスイカが名物で、NHKの連続テレビ小説『おしん』の舞台となったことでも
知られています。
川のせせらぎや湯けむり、橋の欄干やガス灯…。
スタジオジブリの長編アニメーション映画『千と千尋の神隠し』に
出てきそうな街並みは、日が沈むとガス灯がともり、
さらにロマンチックな雰囲気につつまれます。
大正ロマンが感じられる宿は、
尾花沢の市街地から東へおよそ10キロ離れた、銀山川沿いに密集しています。
温泉はもちろんですが、昭和61年に制定された「銀山温泉家並保存条例」により、
こうした風情ある旅館も、楽しめるようになりました。
温泉街には車が侵入できないため、
手前の駐車場で車を降り、そこから徒歩で向かいます。
温泉街の奥には大きな滝があり、
その上にかつて「石見銀山」に並ぶとも言われた、銀鉱山跡があります。
2. 銀山温泉へのアクセス
【車】
- 東北自動車道/古川IC → (国道47号線) → 鳴子 → 赤倉 → 山刀代峠 → 尾花沢 → (国道347号線) → 銀山温泉
- 東北自動車道/村田JCT → 山形北IC → (国道13号線) → 尾花沢 → (国道347号線) → 銀山温泉
- 東北自動車道/仙台宮城IC → 関山峠 → 東根 → (国道13号線) → 尾花沢 → (国道347号線) → 銀山温泉
【電車(JR)】
- 山形新幹線利用/山形 → 奥羽本線急行で40分 → 大石田バスで15分 → 尾花沢のりかえ40分 → 銀山温泉
- 東北新幹線利用/仙台 → 特急バス(新庄行)で約2時間 → 尾花沢のりかえ → バスで40分 → 銀山温泉
【飛行機】
- 山形空港/車で1時間 → 銀山温泉
旅館などの案内地図には、
狭小のため銀山温泉組合が推奨していない、通行路が記されている場合があります。
また、先述の通り温泉街への一般車両の通行は禁止されているため、
宿泊の場合は宿が指定する駐車場に、
日帰りの場合は温泉街から徒歩圏内の場所に、車を停めることになります。
銀山温泉がある尾花沢市の東側には奥羽山脈があり、
宮城県側の大崎市から国道347号線で鍋越峠を越え、
尾花沢市に繋がっていますが、
ここは地元の人もあまり使わない狭い山道です。
宮城県側から行く場合は、鳴子を越え山刀代峠から入るのが一般的です。
また、南側の村山市からも山中を通る最短ルートがありますが、
こちらも林道を走る道です。
車の場合は、国道13号線を使い、尾花沢経由がおすすめです。
なお、新幹線の場合は、最寄りの大石田駅まで
無料バスが運行されていますので、そちらをご利用ください。
3. 銀山温泉の歴史
銀山温泉という名称は、
江戸時代の初期に大銀山として栄えた、「延沢銀山」に由来します。
銀山川の両岸に、大正末期から昭和初期にかけて建てられた、
洋風の木造多層構造の旅館が軒を連ね、昔ながらの景観が広がっています。
奥州街道より12キロほど入った山間部にあるため、
豊かな自然に囲まれて、ゆったりと過ごすことができます。
開湯は寛永年間。
「延沢銀山」の工夫が、銀山川に湧く温泉を発見したのが始まりです。
閉山後は、湯治場として賑わいをみせましたが、
1913年の大洪水により、街は壊滅してしまいました。
そんな温泉街が復興したのは、昭和元年にボーリングによって
多量のお湯が湧出した後のこと。
道路の整備も進み、湯治場としての賑わいを取り戻しました。
さらに、昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」が制定され、
大正ロマンが感じさせる、軒を連ねる温泉街が保存されました。
そして、現在はテレビドラマの舞台や、
アニメ映画の世界を想像させる街並みを見ようと、全国各地から多くの観光客が訪れています。