【必見!動画あり】大人女子にオススメ♪ 旅行のプロが選ぶ 世界の絶景100【72】シャウエン(モロッコ・アフリカ)
シャウエン~モロッコ~
とにかく青!青!青!すべてが青に染まるラビリンス!
モロッコ北部、フェズから車で約5時間。リフ山脈の奥深くに摩訶不思議な街があります。その街の名前は正式名称『シェフシャウエン』(Chefchaouen)。一般的には『シャウエン』(Chaouen)と呼ばれる旧市街に一歩足を踏み入れると、そこはまさに別世界。右を見ても左を見ても青!青!青!
そう、ここは”青の世界”なのです。かつてスペインから追われ、シャウエンに住みついたユダヤ教徒が、家や道をつくる際に、ユダヤカラーである青で塗りつくしたことから、街中が青一色になったと言われています。
その他には、夏の暑さを視覚的に紛らわすため、という説もあります。
現在、シャウエンにいたユダヤ人のほとんどは、イスラエルへ移住していますが、その習慣だけは残っている、というわけなのです。
青い服を着て街に溶け込んでみる?!
家も道も窓辺の植木鉢さえも青。それも、すべてが同じ色で統一されているわけではなく、水色や限りなく白に近いアイスブルーなども入り混じり、独特のグラデーションをつくっています。山のなかにもかかわらず、まるで水中にいるみたい。といっても、寒々しい感じは全くありません。軒先に飾られた草花やカラフルな手工芸品がほどよいアクセントとなり、素朴でかわいらしい雰囲気に。女性たちが腰に巻いている、地方特有のフータと呼ばれるストライプの布も街並みとマッチしています。そして、あっちを曲がっても、こっちを曲がっても猫、猫、猫!散策中は、至るところで猫と出会うでしょう。ここにいる猫たちは、青の世界がお気に入りの様子で、気持ちよさそうにくつろいでいます。普段は犬派の人も、思わず写真に収めたくなるほど、微笑ましい光景です。
歴史的背景からスペイン語が浸透していて、すれ違う人に「オラ!」(こんにちはの意)と声をかけられるのもの新鮮。客引きもほとんどいないので、ゆっくり街歩きができるのも魅力です。夜、高台から見下ろすと、旧市街はほの青い光に包まれロマンティック
きっと一生記憶に残る、ステキな光景となるに違いありません。
ワンポイントアドバイス
シャウエンは山間部なので、朝晩の寒暖差が激しい。厚手のジャケット、ブルゾンなどを準備していきましょう。
日中は日差しが強いので、日焼け止め、サングラス、帽子などの対策グッズなどもお忘れなく。
おみやげは「バブーシュ」と呼ばれるスリッパやアルガンオイルなどが人気です。
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シャウエンへの行き方
シャウエンを目指すには、まずモロッコの空の玄関口であるカサブランカ(Casablanca)へ。
現在、日本からカサブランカまでの直行便はありません。おすすめはエミレーツ航空を利用した中東の都市ドバイ(Dubai)からの乗継ぎで、ドバイ-カサブランカ間は毎日運航しています。
カサブランカからは鉄道でフェズ(Fez)へ向かうか、モロッコ航空に乗り換えてタンジェ(Tangier)へ向かいます。
どちらの都市からも、モロッコ国営バス・CTMを利用して約3~4時間でシャウエンへ到着します。