【一度は行きたい!旅行のプロおすすめ 絶景の世界遺産100】56.石像の最高傑作に会える 石窟庵(韓国・アジア)【動画あり】
石窟庵と仏国寺(Seokguram Grotto and Bulguksa Temple) ~韓国~
新羅人の微笑み!
今回ご紹介する世界遺産『石窟庵』(ソックラム)は、紀元前57年~紀元935年まで、約1000年にもわたって王朝を築いた新羅の首都だった、韓国を代表する古都・慶州(キョンジュ)の代表的な遺跡です。
新羅は仏教を国教とすべく、多くの寺院を建造しました。その代表が最大の寺院『仏国寺』(プルグッサ)で、全盛期には80もの堂宇が建ち並ぶ大伽藍だったそうです。
石垣が積まれた外観はまるでお城のようです。階段式石橋を渡って境内に入ると、正面に本殿の「大雄殿」(だいゆうでん)が!!
その前庭には左に秘話を秘めた「釈迦塔」、右にきわめて精巧な造りをした「多宝塔」という、新羅石造芸術の白眉である2つの3重の石塔が建っています。
標高475メートルの吐含山(トハムサン)の山上にある『石窟庵』(ソックラム)は、儒教を国教とする朝鮮時代になると忘れ去られ、1909年に偶然発見されました。
石造りドーム型天井の石窟寺院で、円形の壁には菩薩と四天王が彫られています。中央に純白の花崗岩でできた微笑みをたたえる釈迦如来坐像(高さ3.3メートル)が安置されています。
ここに注目
石窟庵本尊仏は、日が昇る東を眺めているため、ちょうど水平線の上に昇る朝日を本尊仏が浴びる頃、石窟庵の真の姿を見ることができます。その解脱の刹那が、本尊仏の穏やかなほほ笑みに日の光が当たる時、解脱の瞬間が再現されます。韓国の人たちは、朝日を浴びる釈迦のほほ笑みを「新羅人の微笑み」と呼んでいるんだそうです。
ぜひ、絶景が楽しめる世界遺産の「石窟庵(韓国)」を訪れてみてください。
知らなきゃソン!旅のヒント
今回ご紹介した「石窟庵」(ソックラム)は「仏国寺」(プルグッサ)と並んで、慶州を訪れたら、ぜひ訪れていただきたい場所のひとつです。
石窟庵は、吐含山(トハムサン)の中腹に位置する仏国寺から山頂に8キロメートルほど上がった所にあるので、一緒に訪れるのがオススメ
行き方は、市バスが仏国寺から出ているので、これに乗るのもひとつ。仏国寺から石窟庵入口まで登山道(約3キロメートル)があるので、この登山道を歩いて登るのもひとつです。
ただ、どちらの方法で行っても、石窟庵入口から本尊が安置されている石窟庵までは、およそ1キロメートルありここは歩かなければならないので、歩きやすい靴で行くようにしてください。
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