盛岡観光には、まだまだ知られざる魅力がたくさんあります!
街中には清流中津川が流れ、宮沢賢治や石川啄木といった
有名な文筆家が青春時代を過ごした、風情ある街並みや
東北三名城に数えられている、盛岡城の総石垣造りも見所の1つです。
疲れがたまってきたら、市内から30分でいける「盛岡の奥座敷」と呼ばれている
つなぎ温泉に立ち寄ってみるのもいいですね。
今回は、このように歴史的な価値がいっぱいあふれている
スポットを43カ所、まとめて一挙ご紹介します。
マニアの方からあまり興味がない方まで、
たくさんの人が楽しめる場所ばかりですので、
この機会にぜひ、この地方へ旅行に行ってみてはいかがですか?
1.盛岡城跡公園(岩手公園)【 市街中心部 】
盛岡城跡公園は、100周年を記念してつけられた岩手公園の愛称。
岩手公園は、南部氏の居城として慶長2年(1597年)に築城が始められ、
36年後の寛永10年(1633年)に、盛岡藩2代藩主南部重直が入城した盛岡城が、
明治39年(1906年)に都市公園として、開園されたものです。
盛岡城は不来方城の別名を持ち、
中津川と北上川が合流する花崗岩の丘に城郭を設けることで、
城を守るための濠として二つの川を利用。
今でも1万平方メートルにわたる城の石垣は、
城内とその周辺で産出された花崗岩で築かれて、
時期などにより野面積、乱積、布積といった異なる積み方で構築されました。
ちなみに、この城跡は国の史跡に指定されているほか、
「日本100名城」にも選定されています。
明治時代の廃城令により廃城となったあとは、老朽化が激しく
払い下げとなり、建物のほとんどが解体移築されました。
■ 基本情報
- 名称: 盛岡城跡公園(岩手公園)
- 住所: 岩手県盛岡市内丸1-37
- アクセス: JR盛岡駅からでんでんむし号で「盛岡城跡」下車すぐ
- 営業時間: 入園自由
- 電話番号: 019-604-3305(公財 盛岡観光コンベンション協会)
- 所要時間: 1~2時間
- オススメの時期: 春(桜の時期)
- 公式サイトURL: http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03201/970.html(いわての旅)
2.中津川【 市街中心部 】
盛岡城の東側を流れる中津川。
北上山地の阿部館山から流れ出て、盛岡市街の南で北上川に合流します。
総延長は22.8kmで、今でも盛岡の街中を流れながらも
サケが遡上し水鳥が遊ぶ清流です。
盛岡城下を流れる中津川には、上の橋、中の橋、下の橋の三つの橋があります。
上の橋は長さ二十間、幅三間、中の橋は長さ二十一間、幅三間で、
国の重要文化財に指定されている青銅擬宝珠が、高欄に付けられています。
青銅擬宝珠は、京都鴨川と中津川の二つの橋でしか見られない
大変貴重な文化財となっています。
盛岡のシンボルとも言える川です。
「平成の名水100選」「都市景観100選」に選定されています。
ちなみに、サケの遡上・産卵は毎年秋ごろに見られます。
シーズンになるとこの姿をひと目見ようと、多くの人びとが集まるんです。
■ 基本情報
- 名称: 中津川
- 住所: 岩手県盛岡市
- アクセス: JR盛岡駅からでんでんむし号で「上の橋」下車 徒歩2分
- 電話番号: 019-604-3305(公財 盛岡観光コンベンション協会)
- 所要時間: 1~3時間
- 公式サイトURL:http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03201/804.html(いわての旅)
3.盛岡市動物公園【 岩山エリア 】
盛岡市動物公園は、アフリカゾウやキリン、
ライオンなどの動物はもちろんのこと、
ニホンザルやノウサギ、キジ、イヌワシなどの日本固有種や、
姉妹都市のカナダ・ビクトリア市からやってきたカナダカワウソなど、
約100種700頭羽の動物がいる、自然豊かな動物公園です。
盛岡市動物公園では、いつでもウサギやモルモット、
ヒヨコと触れ合えたり、ポニーの乗馬ができます。
週末にはゾウやシマウマ、サイなどとの触れ合いや、
園内の豊かな自然のなかで、虫採りや植物採取のイベントも行われます。
こちらの動物園は2015年頃から、よく「動物が倒れている!」と
通報を受けていたことで、ネットで話題騒然となりました。
実はこれ、動物たちがリラックスしすぎて無防備な姿で寝ている姿だったんです。
運が良ければ、見られるかもしれませんよ。
■ 基本情報
- 名称: 盛岡市動物公園
- 住所: 岩手県盛岡市新庄字下八木田60-18
- アクセス: JR盛岡駅からバスで「動物公園」下車 徒歩3分
- 営業時間: 9:30~16:30
- 定休日: 水曜日 ※祝日の場合は営業、翌日休館
- 休園期間: 12月1日~3月12日
- 電話番号: 019-654-8266
- 料金: 大人500円(高校生以上) 中学生まで無料
- 所要時間: 1~3時間
- 公式サイトURL: http://moriokazoo.org
4.つなぎ温泉【 つなぎ温泉エリア 】
つなぎ温泉は、源義家が安倍貞任を攻めた前九年の役で、
本陣を「湯の館」(現在のつなぎ温泉より南方の山ろく)に
置いたことから始まります。
義家が温泉が涌いているのを発見して、
傷ついた自分の馬を洗ったところ傷が癒えたため、
馬を穴の空いた石に繋いで自らも湯に浸かったことから、
「繋温泉」と呼ばれるようになったと伝えられています。
つなぎ温泉には6つの源泉があり、
泉質はph8.7~9.5もある高アルカリ性の単純硫黄泉で、
肌がスベスベになる共に、天然保湿成分とされるメタケイ酸が
55.6~149.9mg含まれている、肌に優しい温泉です。
他にも肌の古い角質を除去したり血行・代謝の働きを促進するという
効果を持っており、女性には嬉しいことだらけの名湯です。
ちなみに、この温泉で作られた化粧水も販売されていますよ。
土産に、ぜひオススメです。
■ 基本情報
- 名称: つなぎ温泉
- 住所: 岩手県盛岡市つなぎ字湯の舘121-1
- アクセス:
■ JR盛岡駅からバスで「つなぎ温泉」下車 徒歩1分
● 盛岡ICから車で15分 - 電話番号: 019-689-2109(岩手県盛岡市つなぎ温泉観光協会)
- 宿泊施設: 13施設
- 公式サイトURL: http://www.tsunagionsen.com
5.盛岡手づくり村【 つなぎ温泉エリア 】
盛岡手づくり村は、南部伝統の地場産業製品を創り出す
工房が集まっている村で、
でき上がった製品は村で販売されるだけでなく、村外にも出荷されています。
全国的に有名な南部鉄器をはじめとした南部紫紺染、北杜窯などの
一流の職人さん達が伝統工芸品を創り出している工房や、
南部独特の馬屋と住居が一体となっている南部曲り家などがあり、
盛岡の伝統を知ることができる場所のひとつとなっています。
観光スポットの工房といっても、単に作業を見せる
パフォーマンスの場ではなく、れっきとした職人さんたちの生産の場となっています。
そのためリアルな作業風景や職人さんたちの表情見られるほか、
さまざまなお話を聞くことができるんです。
■ 基本情報
- 名称: 盛岡手づくり村
- 住所: 岩手県盛岡市繋字尾入野64-102
- アクセス:
■ JR盛岡駅からバスで「盛岡手づくり村前」下車 徒歩1分
● 盛岡ICから車で10分 - 営業時間: 8:40~17:00
- 定休日:12月29日~1月3日 ※振興センターと各工房は臨時休業あり
- 電話番号: 019-689-2201
- 料金: 入場無料
※ 振興センター展示資料室入場料100円
※工房の各体験は有料 - 所要時間: 1~2時間
- 公式サイトURL: http://tezukurimura.com/main/